「蜂蜜以上のもの」の続きです。
もっとも、わたしは蜂蜜を採って売るためにミツバチを飼育しているわけではありません。わたしが目指しているのは、強いミツバチの保護とその増殖です。
現代のミツバチは、蜂蜜ではなく砂糖水を飲まされ、花粉ではなくビール酵母を食べさせられて育っています。ミツバチは毎日懸命に働いて花蜜と花粉を稼いで来ているというのに、それらは取り上げられ代わりに粗末な食事を与えられているのです。
ミツバチは豚や牛や鶏や労働者と同じく、一円でも多く儲けようとする資本主義の犠牲になっているのです。このような搾取を行い続けて人類に明日はあるのでしょうか。
本来的に蜂蜜は蜂の餌であるべきです。
「生はちみつの発酵について」に続きます。