投稿

10月, 2019の投稿を表示しています

セイタカアワダチソウは生態系を害するか?

イメージ
セイタカアワダチソウは上荘では毎年9月末に咲き始めます。耕作放棄地が増えていますから、10月はどこを見渡しても視界に入ってきます。

このセイタカアワダチソウから噴き出す蜜は、秋期の蜂群の拡大に寄与するだけでなく越冬時の餌にもなります。セイタカアワダチソウはミツバチの生存と発展、帰趨を左右する重要な植物と言えます。

生態系被害防止外来種(要注意外来生物)

このミツバチにとって不可欠な天与の植物は、環境省によって「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」に指定されています。ブラックバスやアライグマ、アレチウリのような「『特定』外来生物」ではないので、セイタカアワダチソウに関わったからといって罰せられることはありませんが、そのような指定を行うことで、国はセイタカアワダチソウのことを快く考えていないことを表しています。

国は、帰化していたとしても「外来」の生物が在来の生物を圧迫する可能性があるために、未然に排除したいのでしょう。しかしこのような政策は欺瞞に満ちています。

まず、セイタカアワダチソウは国内の動植物の生態系に被害を与えるどころか、その生存に大いに貢献しています。その恩恵に与っているのは在来の野生のニホンミツバチだけではありません。スズメバチを含む多くのカリバチ、蝶や蛾、甲虫と数えきれない種類と数の昆虫がその恩恵に与っています。それらの虫たちは同時にそれらを餌にする鳥やその他の動物の越冬準備にも寄与しています。セイタカアワダチソウが栄えれば栄えるほど、地域の在来の生物もますます栄えることになるのです。

次にセイタカアワダチソウを日本に導入広めたのは他でもない明治時代の日本人でした。燭台のように鮮やかな黄色の花を咲かせるセイタカアワダチソウは、明治の人々を驚かせ喜ばせたことでしょう。しかしそれを現代の役人らは、奇異に見えるのか、気に入らない植物として「要注意」としています。傲慢という他ありません。

このような勝手な都合に翻弄されているものに、ヌートリアやアメリカザリガニ等があります。政策決定者らは勝手なものです。

目立つ者の宿命

上のとおり、セイタカアワダチソウは環境に貢献しているのにもかかわらず、環境省に「生態系被害/要注意」というレッテルを貼り付けられてしまっています。それだけでなく、人々から、喘息等花粉アレルギーの原因と濡れ衣を着せられることもあります。また、…

都台古墳

イメージ
東急加古川ニュータウン

現代の都台、といっても出来てから50年ほど経ちますが、都台は、かつて都染村の入会山でした。その山は「桃山」という名前で呼ばれていましたが、造成工事前まではもっぱらブドウが植えられていました。

この入会山に目をつけたのが、東京近郊の鉄道会社の「東京急行電鉄」のグループ企業です。こちらの方にとって「東急」は馴染みが薄い会社かも知れませんが、「東急ハンズ」なら聞いたことがあるでしょう。その東急です。

これは、1972年(昭和47年)7月18日に神戸新聞朝刊に掲載された広告です。都台はしばしば「東急ニュータウン」と呼ばれることがありますが、東急としては「東急加古川ニュータウン」と呼ばせたかったようです。東急は他のニュータウンと区別するために「加古川」を入れる必要を感じたのでしょうが、加古川の住民の側からは、当然に「加古川」であることから、「加古川ニュータウン」と呼ぶ人はいません。
広告にもあるとおり、分譲は1丁目から始まりました。600戸ほどの宅地を用意していたようですが、分譲開始から47年経った今でもなお一部空き地が残っています。

桃山のツインピークス

都台の標高は、「水タンク」と呼ばれている給水塔のある東公園付近が最も高く、63.4mとなっています。しかし、これは造成の結果によるもので、元々は70数mの高さがありました。
この地図は都台の開発が行われる前のものです。都台には2つのピークがあったことが分かります。東側のピークは東公園付近です。その西側、中央のピークは、2丁目3号地と3丁目3号地付近です。その辺りが、周辺よりも若干高いのは、かつてピークがあった名残です。

東急は開発にあたり、都台の最も高いところを10mほど削ってなだらかにし、宅地となる敷地を増やしたということです。

※地図北東の池は、現在は「塔の池」と呼ばれていますが、1958年頃までは「上池」と呼ばれていたようです。

都台古墳

上荘には主だった古墳群が3つあります。天坊山古墳、長慶寺古墳群、八ツ塚古墳群(みとろフルーツパーク)。どれも上荘にある目立った「高い山」に造られています。それにもかかわらず、不自然なことに都台には古墳がありません。これは一体どういうことなのでしょうか。

常識的に考えて、都台、すなわちかつての桃山には古墳があったと考えるのが自然です。それが現在存在していないと…