2024-06-21

JA兵庫南のふぁーみんショップで完全無農薬の蜂蜜を販売しています

有害な化学物質その他の混じりもののない真に純粋で安全な蜂蜜を欲しい人は少なくありませんが、上荘養蜂場では、アピスタンやアピバール、チモバールといった動物用医薬品はもちろんのこと、食品衛生法上違法なギ酸もシュウ酸も使わずにセイヨウミツバチを飼育しています(獣医師が処方しても食品衛生法上の違法性は治癒しません)。砂糖水給餌も行っていません。さらには燻煙器も使っていません。上荘養蜂場の蜂蜜「上荘蜂蜜」は、自然の状態で作られる蜂蜜と全く同じ蜂蜜です。

「上荘蜂蜜」は混じりものが全くないだけでなく、蜜蓋がされた完熟した蜂蜜のみをそのまま採っています。「上荘蜂蜜」を食された方は皆、花の香りがすることに驚かれます。完熟したものしか採取しないので加熱して糖度を上げる必要はなく、その結果として、花の香りを失っていないのです。

最高の蜂蜜を楽しみたいなら、JA兵庫南のふぁーみんショップ八幡などで「上荘蜂蜜」をお選びください。

2024-06-07

国文学者のあんちょこ『古事類苑』と『広文庫』

しばしば国文学者が古い文献を引用して、「それは○○という書物にこう書かれている」と知識をひけらかすことがありますが、それはそういう事項索引のようなものがあるからです。

それは『古事類苑』といい、明治よりも前の国書を網羅した「類書」です。

https://ys.nichibun.ac.jp/kojiruien/index.php?%E5%8B%95%E7%89%A9%E9%83%A8/%E8%9F%B2%E4%B8%AD#E89FB2E4B8ADE89C9CE89C82

慣れた範囲なら『古事類苑』に頼る必要はないでしょうが、知らない分野なら、まずはこれで当たりをつけるのが、国文学者の常套テクニックです。

もっとも、『古事類苑』がすべての文献を網羅しているわけではありませんし、間違って分類しているものもあるので鵜呑みにはできません。それでも、確認に使う程度なら今でも有用です。


『広文庫』第16冊 44コマ以降

https://dl.ndl.go.jp/pid/969110/1/44

『古事類苑』とコンセプトを同じくするものに『広文庫』があります。物集高見という人物が編纂したものです。『古事類苑』と被っているところもありますが、そうでないものもあります。

これには、『想山著聞集』の「仁智蜂」も収録されています。49コマ目です。

また、私はかつて、物語の「忠臣蔵」にミツバチが出てくるシーンがあると聞いたことがあり、それがどこにあるのかずっと探していたのですが、それが『赤城義臣伝』の「忠臣蔵」だということを、これから知った次第です。51コマ目です。