郝懿行という人物を知っている人はほとんどいないでしょう。私は『全訳家蜂蓄養記』の執筆で初めて知りました。
中国ではかなり昔から養蜂が行われており、天工開物やその他諸本の著書で養蜂について触れられています。それでも、養蜂書と呼べるほど本格的なものは、『蜂衙小記』までありませんでした。
https://zh.wikisource.org/wiki/%E8%9C%82%E8%A1%99%E5%B0%8F%E8%A8%98
文字量で単純比較するなら、『家蜂蓄養記』の半分未満です。そのせいもあり、内容もやや足りていないように感じられますし、郝懿行自身農家ではないので、誤りも含まれています。