2022-06-03

現代農業7月号のアレチウリ

養蜂を行う上で、ハチの飼い方を学ぶ必要があるのはもちろんのことですが、他にも学ばなければならないことがあります。それは、ダニ対策と草刈りです。

前者の必要性については今さら強調するまでもありません。後者がなぜ必要なのかというと、養蜂場は他所様の土地を借りたものである手前、自分の所有地よりも綺麗にしていないといけないからです。仮にそうでないとしても、雑草を伸ばしたままにしていると、マダニに噛まれたり、服が破れたり、足を引っ掛けて転倒したりしてしまうからです。

(手前味噌ですが)養蜂書には、『ミツバチのダニ防除』のように、ダニについて書いているものもありますが、雑草の除草について書いているものはありません。除草は特殊養蜂的なものではないので、どこか別のところで学ぶ必要があります。


今月発売の現代農業7月号は、雑草の除草方法についてさまざまなアイデアを提供してくれています。私の養蜂場には、クズやササ、イバラ、セイタカアワダチソウ、ツユクサなどありとあらゆる雑草が生えており、よく刈払機が絡まって作業がストップします。円盤状のチップソーを使っていた頃は気づきませんでしたが、ブレードタイプのものにしてからは、刃を外に少し曲げておくと絡まりにくいことに気が付きました。そんな素朴な工夫でも、能率は大幅に向上します。もっとも、その記事を書かれたのは別の方で、私ではありません

現代農業7月号には、アレチウリ除草について特に書いた記事もありますが、それ以外の記事でもアレチウリは言及されています。なのにどの写真も全体の写真ばかりで、花や実がクローズアップされたものはありませんでした。なので(?)、私が、アレチウリの花の画像を提供させていただくこととなりました(どこに掲載されているか探してみてください)。

おそらく、これから除草しようとする農家の方にとっての「アレチウリ」とは、一面を覆うほふく的な雑草なのでしょう。対して、養蜂家には、「アレチウリ」は、花蜜の提供者に見えるのでしょう。写真の撮り方も必然的に違うものになるわけです。