2024-04-12

今年の越冬率

今年の冬は、貯蜜切れで凍死した群れが1群、ダニ害で消滅した群れが1群あったのみで、95%以上が越冬に成功しました。越冬中に女王蜂がいなくなった群れもありましたが、どれも蜂で充満し多くの貯蜜を残しています。

当養蜂場で、医薬品を含む化学物質の一切の使用を止めてから4年以上になります。今は砂糖水給餌も行っていません。代用花粉についてはそもそも与えたことがありません。セイヨウミツバチでも、化学物質不使用、無給餌で問題なく飼育することができるのです。

この成果は、化学物質を排除したダニ防除(雄蜂巣房刺し、温熱療法)と、優良系統を選抜し続けた結果でしょう。拙著『ミツバチのダニ防除』(農文協、2022)に、そのノウハウを克明に収めていますので、是非読んで実践してみてください。