「沈黙の秋」の続きです。
ビワは冬に花を咲かせる数少ない貴重な樹木のひとつです。しかし上荘町にビワは、わたしが把握してる限り、5か所にしか生えていません。意外と少ないものです。
もちろん、わたしが知らないどこかに生えている可能性はあります。人様の庭をジロジロ見るわけには行きませんからもっとあるかも知れませんが、それでも5か所と言い切ってしまうのは、ビワの花の香りが非常に強いからです。
実際のところ、100m以上離れているところでもビワの花の香りに気がつくものです。ビワの香りがしなければビワはないと言ってしまっても良いくらいなのです。
わたしがビワの香りに気がつくくらいなので、当然ミツバチが見逃すはずがありません。晴れた冬の日にビワの花にミツバチがいないことはありません。
冬に頼りになるビワの木がもっと生えていてくれれば良いのですが、自然にはなかなか増えないようです。
「非常に早い梅の開花」に続きます。