養蜂場ができるまで--大木の伐採

養蜂場ができるまで--残置物」の続きです。

草を刈り、ゴミを処分し終えると、次なる課題が見えてきました。木が邪魔です。木から大量の葉が落ちてくるのも問題ですが、高いところから枝が落ちくるのも大きな問題です。

木の先端部分は枯れていることがあり、枝が風に吹かれて他の枝とぶつかると折れて落ちてくることがあります。実際に、枯れた枝が肩に落ちてきて痛い思いをしたことがあります。それが頭に直撃していたと思うとゾッとします。

特に問題なのは、中心が腐って空洞になった木です。いつの日にか必ず倒れます。それがいつかは分かりません。来年や再来年に倒れることはないでしょう。そうだとしても、その日は必ずやって来ます。その時になってから慌てて対策しても手遅れです。

また、木を切り倒すなら、ミツバチの巣を押しつぶしてしまう恐れがあります。安全に倒すことができたとしても、蜂が飛び交う中、解体するのは困難です。

将来問題を起こす可能性に対しては、対応できるうちに芽を摘んでおかなければなりません。問題の先延ばしや、日々の小さな怠慢が、いつの日か大きな問題を生むのです。問題は対処可能なうちに潰しておくべきなのです。やるなら今です。
この木はセンダンです。切れるうちに切っておかなかったのでしょう。高さは十数mはあります。直径は50cmを越えています。これを切り倒すのは容易ではありません。しかし、今やらなければますます危険な存在になります。作業も困難になります。

根本から3本に分かれていますが、右に見える最も太い方は直径50cmを越えていました。

まずは左側の「細い」方からです。
切りやすそうな方から始めました。
次は、中央の最も細い木です。こちらも幸いすぐに切れました。
さて、最も太い方です。
こんな大木の下敷きになったら一体どうなることか。
想定していない方向に倒れないよう、慎重に切り進めます。
これだけ切っても倒れません。一体どういうことなのでしょうか。

倒れ始める時は、ミシっと音がします。
その音が聞こえると、作業が終わることの安堵と、下敷きになる危険に対する緊張とが同時に訪れます。
左上の突き出しているところが最後まで繋がっていた部分です。90%以上の面積は切断していたのに、このわずかな接合部分のみで木はバランスを取り続けていたわけです。
当たり一面を切り屑が覆っています。そこだけ輝いているかのようでした。
解体後のセンダンです。余りに重く動かすことができなかったので、この部分のみは置きっぱなしにしています。

こんな調子で、将来禍根を残すことになると思われる木をことごとく切り倒していきました。 
上のセンダン以外にも多くの木が生えていました。これはそれよりもずっと細い木の切り株です。畑仕事をするわけではないので残していても問題はなかったのですが、つまづく恐れがありますし、目障りでもあったので、掘り起こして根ごと引き抜くことにしました。
これは上とは別の切り株です。

この木を切る作業には1か月を要しました。今後十年は養蜂場が倒木の危険にさらされることはないでしょう。後顧の憂いなく養蜂に集中することができます。

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