「春の到来」の続きです。
ニセアカシアは例年5月中旬に咲くことが多いのですが、今年は例外的な早さでした。
このような一足早い開花は今年の異常な暖冬の影響ゆえです。
一方でこちらは夏蕎麦の花です。5月8日に開花しました。昨年も7日開花でしたのでほぼ同時期に開花したと言えます。
冬の間から既に存在していた植物と、種の状態で冬を越した植物とでは暖冬の影響の受け方が異なるというわけです。
(ところで、2月16日に発芽した夏蕎麦はその後枯れてしまいました。)
暖冬は必ずしも蜂群にとって良いわけではありません。蜂群の成長と流蜜のタイミングがずれるからです。
さて、上の夏蕎麦は昨年開花したもののこぼれ種が発芽したものです。
しかし養蜂場には、蒔いていない花も顔をのぞかせています。
一昨年までは笹しか生えていなかったところに、蒔いたわけではないレンゲが咲きました。
スミレも同様です。
一体どこからやってきたのでしょうか。
ヘビイチゴです。イチゴのような白い小花を咲かせていました。
その他にも、ホトケノザやカラスノエンドウも咲いていました。
おそらくは昔に蒔かれていたものが笹の妨害を受けなくなり咲くことができるようになったのだと考えますが、生命力の高さには驚かされます。
「流行りの蜜源植物ヘアリーベッチ」に続きます。