「わたしの養蜂具――隔王板」のつづきです。
このブログでも度々取り上げて来ましたが、今年は温熱療法のキーデバイスとしても紹介することができました。
これからは、温熱療法はヘギイタダニ防除方法として一般的になっていくと思いますが、外から巣箱内の温度をモニタリングできることは必須です。これまで温熱療法が普及しなかった理由のひとつとして、このようなデバイスがなかったことも挙げることができます。しかしそれも今やスマホの普及とともに可能となり、温熱療法は実際的な技術となりました。
巣箱内温度の把握は温熱療法以外にも、チモバールのような揮発性の毒ガスを使う場合にも重要です。それらは本来徐々に揮発することで、蜂は殺さない程度の濃度でダニを殺すことを想定していますが、温度が高いと急激に揮発し蜂までも殺してしまうからです。
巣箱内の温度は外気の影響を受けますが、日が当たる側面や蓋の部分などは意外と高温になっているものです。そういうところにチモバールの担体などを置くと大量死の原因になったりします。
そのような訳で、知っているようで実はあまり知らない巣箱内温度を把握するためにも、Switchbotの温湿度計は大活躍します。是非ご活用下さい。